【就職活動】就活バッグを買わなくていい理由 3選 【僕の体験談】
いよいよ、就活の情報が解禁となりました。
エントリーシートを書いたり、面接の準備をするだけでなく、いわゆる就活グッズを用意しなくてはなりません。
この就活グッズを用意する中で、当時就活生だった僕は、あえて就活バッグを買いませんでした。
本日は、その理由をご紹介します。
この記事は、お勧めの就活バッグをご紹介するものではありませんので、そういったものをお探しの方はブラウザを閉じてください!
就活バッグを買わなかった理由①:お金が無駄だと思った。
就活って、いろいろ出費がかさみます。
例えば、
- リクルートスーツ
- 靴
- ネクタイやベルト
- ワイシャツ・ブラウス
- 髪を染めなおす
- 交通費
- ホテル代
このように、お金が出ていくばかりです。
特に、自分は地方の大学に通っていたので、企業の本社がある東京に面接に行くだけでも交通費がばかになりませんでした。
2次面接や最終面接の場合は、企業側が交通費を負担してくれる場合がありますが、1次面接はほとんどが交通費を出してくれなかった記憶があります。
本当に金欠で大変でした・・・。
こういった状況の中、
社会人になったら、就活の延長のバッグなんて使いたくない。
そうしたら、就活バッグなんて、絶対、就活の間しか使わないじゃないか!
そんな一時的にしか使わないものにお金を払う余裕はない・・・。
このように考え、バッグを買うことをあえてしませんでした。
就活バッグを買わなかった理由②:就活バッグが恰好良いと思えなかった。
今思い返してみると、とても幼稚な理由ですが、当時の僕は就活バッグが恰好良いとはどうしても思えませんでした。
そして、どうしてもあの独特のフォルムのバッグを持って歩く自分がイメージできなかったのです。
リクルートスーツぐらいは着てもいいかな、と思いましたし、実際に自分で1着2万円、2着目は1,000円のような、既成のスーツ屋さんでサイズを測って購入しました。
その時にも、
かばんはお持ちですか?
と聞かれたのを今でも覚えています。
しかしながら、
バッグは買わなくていいです・・・。
とバッグを買うのをお断りし、結局そのまま就活を終えたのでした。
就活バッグを買わなかった理由③:お気に入りのバッグじゃないと頑張れないと思った。
上述したとおり、就活は金銭的につらかっただけでなく、書類選考や面接の準備でメンタル的にもきつい時期でした。
僕は、そんなきつい時に自分が好きでもないバッグを持ち歩いて良い成果が出せると思えませんでした。
そのため、高校時代から使っていたブリーフケースを相棒に、就活をしていました。
一般的に、就活バッグは立つもの(自立するもの)がよいとされています。
僕のバッグだけふにゃふにゃ(ボロボロ)なので、バッグが立たないわけです。
でも、何となくですが、僕に内定をくれた採用担当の社員の皆さんは、温かい目で見てくれたのだと思います。
身だしなみに厳しい方だったら、「バッグぐらい買えよ・・・」と思われたかもしれません。
でも、当時の僕は「自分はそんな会社に入ったら入ったで大変だろうから、別にいいや」くらいのテンションでした。
繰り返しになりますが、今思い返すと変なこだわりです。
ですが、結果的に希望する企業に内定をいただき無事入社でき、「自分を貫き通す」こともできて良かったと思っています。
僕が就活の際に使っていたバッグの実際の写真
下記が実際の写真です。
ポーターのブリーフケースです。
上述した通り、高校生のころから使っていたので、当時すでにボロボロでした。
結局、このポーターのブリーフケースで就活を乗り切ることができました。
最後に
今回ご紹介したのは、僕の体験談です。
企業によっては服装や身だしなみを厳しく見るところもあるでしょうから、決して真似しないでくださいね。
関連記事:
就活関連の記事をご紹介します。
【就活】メーカー企業の理系の仕事【製品開発以外もあるよ】
メーカー志望の就職活動中の理系の皆さんにとって、「入社後にやりたいこと」として、「製品開発(商品開発)」がとても人気です。
一方で、製品開発の他にどんな仕事があるのかわからない、というのも本音ではないでしょうか。
理系の知識を持っている皆さんには、製品開発(商品開発)以外にも、理系のロジカルシンキングや仮説検証と言ったスキルを生かせる仕事はたくさんあるはずです。
本日はメーカーでの理系のお仕事をほんの一部ご紹介します。
多くの人がイメージしやすいと思うので、今回は自動車メーカーを例に挙げてみます。
部署名は会社によって異なる場合があるので、わかりやすく「○○する仕事」といった形でご紹介します。
企業によっては、一つの部署で複数の役割を担っている場合があります。
また、そもそも今回紹介する部署が存在しない、という場合もあります。
ですので、こういう仕事もあるんだな、という程度で理解していただければよいと思います。
この記事を読んでイメージを膨らませ、企業説明会で先輩社員のお話を聞くと、仕事内容が入ってきやすくなると思います。
こんな人におすすめの記事になっています:
- 今就活中なんだけど、メーカーでは理系の知識をどんな風に生かせるんだろう?
- 僕の彼女(私の彼氏)はメーカーで理系の仕事をしているようなんだけど、いったい何をしているんだろう?
本日のお題:メーカー企業では、こんな理系の仕事があります。
(自動車の製造・販売をするメーカーの例)
今回は、Z社の新商品・自動車Aが作られるまで、どんな人たちが関わっているのか見てみましょう。
製品開発(商品開発)をする仕事
まずは、イメージが付きやすい製品開発について紹介します。
「自動車Aを開発する」ということは、「自動車Aのデザインを決めて設計図を作成し、組み立てる。」以外にも、
- 自動車Aを構成するパーツ(ハンドル・エンジン・シート・バッテリーなど)の原価計算をし、利益がとれるようにパーツを選定する。
- 自動車Aの発売日に間に合う様にスケジュールを調整し、試作サンプルの作成や、実際に問題なく走行(運転)できるかどうかテストを行う。
- 自動車Aの設計図を生産工場と一緒に確認し、どのような手順で生産すればよいのか指示を行う。
こういった仕事になります。
社内調整力・スケジュール管理・コスト感覚が求められるでしょう。
技術を開発したり、その技術の特許を取得する仕事
商品の開発以外にも、技術開発をする仕事があります。
今後、自社の自動車をもっと改良していったり、生産コストを下げていけるような技術を開発したりします。
たとえば、
- これまで、Z社で一番使用しているエンジンの燃費が 40L/kgだったのだが、エンジンを改良して50L/kgに短縮する。
- これまで、自動車の生産には非常に高価な金属Xが必須だった。そこで、Xよりも安価で丈夫なYを使用し自動車を作れるようにする。また、この金属Yを使った製法に関する特許を取得し、競合にまねされないようにする。
こういった技術の開発が考えられます。
技術を開発することでどんなメリットがあるのかを検証し、会社のノウハウを蓄積していくという仕事です。
仮説検証や、詳細なデータ分析のスキルが求められるでしょう。
製品のリスクを評価する仕事
開発した製品によってお客様に不利益を被らないか、また、法律違反でないかを確認する仕事です。
せっかく新商品の自動車を開発しても、道路交通法やその他の法律上販売してはいけないものであっては困ります。
たとえば、
- 開発した自動車Aが、法律上販売しても良いものか、法規上のリスクが無いかどうか確認する。
- 「自動車A」という製品名や、製品のキャッチコピーが、お客さんの優良誤認を招かないかどうか、確認し、問題があれば修正する。
- 開発した自動車Aが安全なもの・正確に動くものであるかどうか、安全性を評価するテストを行う。
製品に関する知識だけでなく、法律・規約の知識が求められます。
試作品レベルのサンプルを、工場で作れるようにする仕事
製品開発が作った試作品が、工場の設備で本当に作れるのかどうかを確認します。
せっかく試作品ができても、大量生産できなければ、商品として多くのお客さんに届けることができません。
たとえば、
- 現在、工場にある設備で問題なく自動車Aが生産できるかどうか確認(テスト生産)する。
- 自動車Aを効率よく生産するためにはどうしたらよいか、工場と一緒に考える。
- 設計図で指定されているバッテリーがどうしてもうまく充電できないので、代わりのものを使用できるか検証する。
実際の生産にうまく展開していけるかどうかがかかっている仕事なので、とても責任重大です。
製品の品質を管理・保証する仕事
そして、製品の品質を保証する部署です。
自動車Aの開発・生産に成功しても、自動車Aが不良品でお客様が事故にあってはいけません。
- 生産工場で自動車Aが生産時の不具合が無いかどうかを確認し、問題なく生産できていることを保証する。
- 生産した自動車Aが、問題なく走行(運転)できるものかどうか出荷前に実際にテスト走行をする。
- 万が一、自動車Aを購入したお客さんから「不良品があった!」とクレームを受けたときには、その発生原因を調査し、報告書を作成する。また、製品開発や製造工場に情報を共有し、今後同じような案件が発生しないようにする。
お客様が喜んでもらえる製品をお届けするために、開発・生産した製品の品質を守る部署です。
最後に
本日は、メーカーの理系の仕事をほんのごく一部だけ紹介させていただきました。
他にも、理系の知識を活かせるフィールドはまだまだたくさんあります。
今回の記事ですこしでも、仕事のイメージがわいた、という方がいらっしゃるとうれしいです。
他にも就活関連の記事を書いているので、ご興味がある方はぜひ参照ください。
就活の関連記事:
【転職】大企業から転職を決意した理由 + 今思うこと。
本日は、僕が大企業から転職を決意した理由について書いていきたいと思います。
こんな人におすすめの記事になっています:
- 「せっかく大企業に入ったけれど転職を考えている。みんなどんな理由で辞めるんだろう?」
- 「うちのように大企業に入ったのにやめるやつの気が知れない。うちの部署の若い奴・部下も辞めたいと言ってきたが、どういう気持ちなんだろう?」
本日のお題: 僕が大企業から転職を決意した理由 + 今思うこと。
僕のプロフィール
簡単に僕のプロフィールです。
僕は地方の国立大学・大学院(理系)に進学し、その後、日経225の大手企業・メーカー(X社とします)に技術職として新卒入社しました。
当時X社は、A事業 (最も大きい事業)、B事業、C事業と複数の事業部を持っていました。
採用もそれぞれの事業部ごとに行っていました。
僕はB事業部の業務内容や取り扱う商材に興味があったので、B事業部の採用にエントリーし、幸いにも内定をいただくことができました。
ところが、入社3年目に差し掛かったころ、X社が突然B事業からの撤退を宣言したのです。
幸い、この時表立ったリストラはなく、僕たちは仕事を失うことなく、事業Aで受け入れてもらえることになりました。
失業は免れた上に、事業部Aでは毎日、丁寧な導入研修を開いてくれました。
A事業で使えるスキルが全くない僕たち(B事業部出身の人たち)が働きやすい環境を、全力で整えてくれました。
それでも、数年後、僕は転職を決意したのです。
転職後、今は外資系メーカー(幸い、B事業と同じ業界)に勤務し3年半ほどが経とうとしています。
(もう3年半か・・・!笑)
大企業の良かったところ
まずは、大企業にいて良かったと感じていた点です。
① 倒産する心配がない
中小企業は1年以内に3割が廃業してしまうと言われていますが、キャッシュが豊富な大企業は、そうでない中小企業と比較してつぶれてしまう可能性が小さいです。
現在のように、コロナの影響で一定期間経済活動が止まってしまっても、体力のある大企業はある程度持ちこたえることができます。
「今期、予算未達だったけれど、つぶれることはない」という安心感はとても大きかったです。
② 周りの人が賢い人・優しい人が多い
大企業は人数も多いですが、入社希望者も多いので、入社の倍率がとても高いです。
その高い倍率を勝ち抜いてきた、ある意味ふるいにかけられた人たちがほとんどですから、人柄もよく優秀な人が多かったと思います。
そのため、わからないことがあると丁寧に教えてくれましたし、教え方もとても上手でした。
③ 働きやすい環境
大手企業すべてについて一概には言えませんが、
これらがしっかりしていて、働きやすい環境が整っていたと思います。
それでも転職を決めた理由
たくさんの良いところがあった大企業ですが、それでも僕が転職を決意した理由をいくつか挙げていきます。
① 事業部撤退によってやりたいことができなくなった
僕が、転職を決める決定打となった理由です。
「B事業に入ってやりたいことができる!」と思って入社したのですが、事業部自体がなくなってしまいました。
会社がB事業を継続するメリットがないと判断しての撤退だったため、実際にB事業に所属していた自分にも責任があるわけです。
しかしながら、世知辛い世の中だなあ、ととても落ち込みました。
② 異動が多すぎてスキルがつかない 飲み会も多い
大手企業でありがちなのが、2~3年ごとの部署異動です。
この部署異動によって、いくつかメリットがあります。
- それぞれの部署の役割がわかる。
- 会社の全体像が見えやすくなる。
- 社内の人脈を強くすることができる。
ですが、この部署異動が多すぎて、自分にとってデメリットも大きかったです。
- いつどこに異動することになるのかわからない不安 (日本全国・海外含めての異動の可能性がありました)
- 2~3年ごとに異動していたら、自分の専門性がつかないんじゃないか?(そもそも、B事業で培ったスキルも、まったく必要なくなってしまっていました)
- 社内の異動が多すぎて、毎月、歓送迎会が開催される。飲み会が多すぎる・・・。
もちろん、人によって合う・合わないはあると思いますが、僕は常に異動の不安と飲み会の多さに疲れ切っていました・・・。
③ 社員数が多すぎる。
大きい会社はそれだけ、人数も大きいです。
僕が異動したA事業も、おそらく1000人以上が在籍していたと思います。
そのため、社内の人間であっても、知らない人だらけ。何かミーティングが開催されるたびに、新しく知り合う人と出会うことになりました。
これはメリットでもありますが、人見知りの僕にとっては、大きなストレスでした。
また、A事業部は社員が多すぎるので、自分が会社にどれだけの貢献ができているのか全く分からない状態でした。
④ 転職を応援(賛成)してくれる人もいた。
転職をしようと思っている、と相談すると、当時周りの人たちは驚く人がとても多かったです。
「せっかく大きい会社に入ったのに、もったいない!」
僕のことを思ってこう言ってくれた人もいました。
そんな時は、転職を応援してくれる人、あえて何も言わない人(ただ、「へえ~転職するんだ。」としか言わない友人)に救われました。
⑤ 当時、独身だった
当時の僕は独身だったことも有り、多少のリスクをとってもいいんじゃないか、と考えていました。
日系から外資系企業に 実際に転職をして、今思うこと
結論から言うと、転職して後悔は全くありませんでした。
転職後、今僕が思うことについて書いていきます。
① 価値観が広がった
外資系企業に転職をすることで、外国人とのコミュニケーションの機会が増えました。
X社にいたころは、離職率も低く中途採用で入社してくる人の割合もとても小さかったです (今のX社の状況はよくわかりません)。
そのため、自分にとっては社内の人=社会のすべての人のような気がしていました。
大企業であったとはいえ、小さい世界の中しか知らない自分にとっては、ちょっとした成功・失敗に一喜一憂していたのです。
また、それが原因で疲れてしまっていました。
転職してからは、日本人だけでなく、外国人の考え方・働き方に接することができ、
「こういう考え方もあるんだな」、とか、「プレッシャーがあっても死ぬことはないや」、と思えるようになりました。
② 自分は何ができるのか?
外資系企業に転職して感じたもう一つのことは、
- 個人や会社の数値目標がしっかり設定される
- 各人の専門性が高い (逆に、専門外のことは全然知らない人もいる)
ということです。
(もちろん、企業カルチャーや、自分のスキル・社内グレード・所属部署によると思います。)
そのため、「自分が持っているスキルはなんだろう」とか、「自分が目標を立てる上でどのぐらいの数字が狙えるだろう」とか、「自分は会社にどう貢献できるのか」、よく考えるようになりました。
③ 結局は合う・合わないの問題
大きい会社だからが良い、とかではなく、結局そのカルチャーが合うか・合わないかだと思います。
もちろん、大きい会社の方が給料も高いだろうし、全国転勤の可能性も高いと思います。
でも、プラスの面もマイナスの面も、その人次第だと思います。
たとえば、いろんな土地でいろんな仕事がしたい。飲み会が好きだ。そんな人は、大企業に入ることで、自分を活かしやすいかもしれません。
結局は、自分次第(自分自身に合うか)だということです。
最後に
僕が大企業から転職を決意した理由 + 今思うことについて書いてみました。
転職することによる後悔・転職しないことによる後悔、これを読んでくれた人がいずれもしないことを祈っています。
今後は、今の会社に転職してよかったことについても書いていきたいと思います。
もしこの記事が良かったと思ってくれた方は、↓の「★(いいね)」をクリックをお願い致します。