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【就活】理系のエントリーシート「研究概要」の書き方

大学生・大学院生が就職活動の中で何度も問われるのが

  • 志望動機
  • あなたの長所・短所は何ですか?
  • 学生時代頑張ったことは何ですか?

そして、「あなたの大学・大学院での研究成果・研究概要を教えてください。」

 

この研究概要を書く上で、特に意識すべきことを紹介します。

 

まずは、僕のプロフィールを紹介します。

  • 旧帝大・大学院卒(理系)
  • 大学院1年の時に、いわゆる普通の就職活動を行う。
  • 日経225の企業に技術系社員として新卒入社。複数の部署を経験し、3年で退職。
  • 外資系企業に転職。
  • 大学の後輩やそのまた後輩たちのエントリーシートの添削の実績があり、何人かは僕が添削したエントリーシートを提出した企業から内定をもらって就職しています。

 

このように、

  • 普通の就職活動を行い、まあまあ就職活動に成功した学生だった僕。
  • また、技術系の会社員としてどんな学生に入ってきてほしいかを考える僕。

として、理系の学生のエントリーシート「研究概要」の書き方をご紹介します。

 

 

本日のお題:研究概要の書き方

 

 man writing on paper

専門用語は使わずわかりやすく。そして、自分の研究がどのようなビジネスを生むのかを書く。

理系の大学生は、実験にたくさんの時間を費やします。

化学反応の待ち時間が数時間あったり、実験動物の世話をしたり、プログラミングで長時間パソコンと向かい合ったり。

そうした努力の甲斐もなく、仮説が外れてがっかりしてしまうことも多々あります。

 

ですので、苦労話をしたくなる気持ちは本当によくわかります。

 

しかしながら、エントリーシートを読むのは誰でしょうか?技術系の社員でしょうか?

答えは、人事部の担当者です。

その人は、文系で、理系の知識がないかもしれません。

 

新聞のように、簡潔で定められた文字数で、しかしながら中学生でもわかる程度のわかりやすさで書くべきなのです。

 

そもそも、自分の技術をわかりやすく説明できない技術者は技術者ではないと思います。

 

そもそも、この「研究概要」を問われている理由ってなんでしょうか?

そう、あなたが自分の研究活動の内容や成果を、うまくプレゼンできる人なのかどうかを見ているのです。

 

「私の大学時代の研究は、ミトコンドリアの機能解析で・・・」といった回りくどい表現はやめましょう。

 

「私の大学時代の研究は、糖尿病治療のための薬の開発ための基礎研究です!」というように、あなたの研究の最終のゴールを文頭に持ってきましょう!

 

ここでいう「最終ゴール」とは、あなたが学生時代にできる範囲ではなく、あなたの後輩やあなたの研究室が解き明かしたい謎、また、その先、あなたの研究成果がどのようなジャンルで活用されるかを書くとわかりやすいでしょう。

 

仮説をもって取り組み、証明したことを示す。

ビジネスにおいて、「時間」は貴重な資源の一つです。

この限られた時間の中で、いかに多くの成果を出すのか。これが競争力です。

 

そして、企業は限られた時間のなかで成果を出せる人を採用したいと思っています。

あなたがもし、課題に対して、

  • 「仮説」をもって取り組んでいる姿勢
  • 「仮説」の設定がうまくいったこと
  • 「仮説」を証明するためのアプローチ方法

をうまく伝えることができれば、とても大きなアピールとなります。

 

 

 

周りの人とのコラボレーションした内容を入れる。

研究活動の中で、周りの人に助けてもらったことについて書くようにしましょう。

会社という組織の中では、部署と部署の助け合いによってはじめてお客様に商品をお届けできるのです。

例えば、マーケティング部署が考えたコンセプトを、製品開発部は形にし、それを営業部が販売する。といったこととです。

つまり、企業の中では他部署との折衝・調整はつきものです。

採用の際に、企業は応募者が「こういったコラボレーションができる人なのかどうか」必ず見ています。

 

あなたの研究活動の中で、周りの人に助けてもらったことが必ずあったはずです。

例えば、

  • 違う大学の研究グループと共同で実験を行った。
  • 企業から依頼を受けて、資金をいただいて実験を行った。
  • 実験試薬を選定するうえで、業者さんからインプットをもらった。
  • 隣の研究室の先輩に実験方法を教えてもらった。

といったものです。

他にも、他の研究室の実験室や実験器具を貸してもらった、といった簡単なものでも構いません。

あなた自身が、時にはギブアンドテイクの条件を受けながら、他社の協力を仰ぎ研究成果を達成したというエピソードが一つでもあるのであれば、利用しない手はありません。

 

例えば、

”私がAというデータを計測するうえで、これまで私たちの研究室にとって使用実績がなかったBという実験器具が必要であることがわかりました。そこで私はBを使用しているC大学の研究室にコンタクトし、Bを貸してもらうことができました。”

このように書いてみましょう。

 

 

今回は、理系大学生に向けたエントリーシート「研究概要」の書き方についてご紹介しました。

思えば、僕もエントリーシートを死ぬほど書きました。エントリーシートって書くのが大変ですよね。

 すこしでも就活生のお役に立てますように・・・。

 

 

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